放浪日記

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【ボッタクリ注意喚起】ヤンゴン貧困地域・ダラ地区

ヤンゴン滞在も3日くらいした。

バスでチャイティーヨーという巨大石のあるところへ

日帰りで行こうとしていたが、

早朝でないということに気づき断念。

 

ヤンゴン市内も回ってしまって、

もうやることもなーと、

ヤンゴン川の方に向かっていた。

歩くこと10分くらいで

歩道橋を渡るとパンソダン埠頭という乗り場に着いた。

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市場とかあって、賑わいがあった。

どうやら川を船で渡れるらしい。

客引きの女のおばさんかお姉さんが、船に乗らないかと

行ってくる。

 

最初の誘い文句は

「日本人は無料でいける」

めちゃくちゃ胡散臭いけど、どうやら本当らしい。

日本が寄付した船らしく、本当に無料らしい。

地元民ですら料金がかかるのに、いいのかな。

 

話を聞くと、ガイドでついていくとのこと。

5000Kで日本円で500円でいいという。

船でついて1、2時間とかガイドするとか言ってる。

 

こういう類は断るのがいいが、

女の人で、特に害もないし、暇だったからOKとか言ったのが間違いだった。

写真はイスラム教だから取れないなど言っていたが、本当はやましいことをしているから取らせなかったのかもわからないが真相はわからない。というか騙している感は本当にないというか、後で思い出すと、なんか仕事で騙してますって感じで悪びれた感じもない。

 

フェリーの乗る時間になると、

別の男がやってきて、

なんか知らぬ間にこの人が一緒に行くという話になってる。

全く聞いてないし。

 

 

この人だ!

迂闊にも2S写真とかとっちゃったが、

目は笑ってないな。

この人も生きるのに必死でかわいそうかもしれなく、

あんまり晒したくはないけど、

自分も必死なんで。日本は日本で別の辛さがある。

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断るのもなんだし、

騙される気なんてなかったらかそのまま行く。

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船に乗る。

どうでもいいが、なぜか外国のTVクルーがいた。

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この男はダラの人間で、

ガイドをしてやると言っている。

ちなみにこの人もお金を払っていた。

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対岸にはもうあっという間3分くらいで着いてしまった。

着くと、市場やらなんやらで賑わっている。

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バイクか自転車かどちらか選べと言っている。

バイクだと、遠くまで行ける。

スネークパゴダが観れると仕切りに言っている。

 

自転車だと近場しか回らない。

 

・自転車なら1時間10000K(1000円)

・バイクなら30分4500K(450円)

と言っている。

 

なんでガイド料500円プラスで他に以上かかるんだと、

この時点で怪しいが、もう引くに引けない。

 

安い自転車にしたが、

バイクの方がいいだの何だの言って

結局バイクに。

 

自分で運転するもんだと思ったら

運転手の後ろに乗るスタイル、

ガイドのやつもバイクの後ろに乗り、

なぜか2台体制に。

 

ここで1台分だけでいいか?と聞くと、

それでいいとほざく。(のちにそれで大揉め)

 

バイクで出発。

 

漁師の漁業場やら家やらを見せてもらう。

 

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次に寺に着く、パゴダか、よくあるミャンマーにある

パゴダだが、それなりに興味深い奇妙なパゴダだった。

このガイドの男、タバコを寺の中で吸っていた、

素足で入るのは守るけど、マナーがよくわからない。

 

バイクに乗ると雨が降ってきた。

カッパを貸してくれた。

やたら丁寧に貸しくれるので、

もう向こうからしたら、いいカモを気分良くさせる

ためにやってるだけだろうと後で気づく。

バイクで進むが、マジで雨の中できつい。

もろに雨が当たるし、

コンタクトをしていたから、

マジで取れそうで目を片目で見ていた。

こんなところで目が見えなくなったら

この世の終わりだからです。

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次に田んぼに着く。

なんだここはと思っていると

2008年にミャンマーで起きたサイクロン被害

場所だという。竜巻で13万以上の死者と行方不明者が出た。

 

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次はマーケットだ。

アジアの田舎にあるいちばと言った感じだった。

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魚やらなんやら置いてある。

 

そうこうしていると雨が強くなってきた。

最終目的地のスネークパゴダに行くという。

もう、雨で帰りたかったが、せっかくだから

行くことにしよう。時間はまだ夕方前だし。

 

雨の中進む。

全く雨は弱まらないし、

とにかく痛い。

バイクで雨を受けるのは、速度もあいまって

顔が痛いのだ。

しかも、コンタクトが取れそうになるのを必死で

こらえながらだから、苦行そのものだ。

 

全くつかない。

体感ではもう20分以上乗っている。

 

一体どこなんだ、そこまでしてみるようなものなのか?

帰りを合わせると、めちゃくちゃ遠いな。

 

さらに進むが全然つかない。

30、40分近いぞ。

雨の中ハイになってきた。

雨に打たれ続けると、ハイになって、どうでもよくなってくる自分がいる。

 

 

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ようやく着く。

なんだ、このパゴダ?何がすごいんだろう?

しょぼいような。

後から調べると、

ミンガラー・カンポーエーパゴダというらしい。

 

どうでもいいけど、

めちゃ遠い。フェリー乗り場から20キロ近くあった。

1時間近くかかってると思う。最初から分かってたらこないぞ。

 

向かいの民家に行く、

コーヒーをもらう。雨に打たれすぎて体が冷えて

思考が停止している。

タバコもあげるとか言ってるけど、

もらわないでよかった。

途中途中でちょいちょいやたら行ってくるが、

後で請求されるのがオチだろう。

 

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スネークパゴダへ。

しょぼいとおもって、中の本堂らしきところに行くと

蛇がそこらじゅうに備え付けられている。

死んでいるものの、大蛇が10匹近くいた。

 

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中に写真屋がいて、一枚1$かなんかで、

そのままチェキみたいにプリントしてくれる。

ガイドのやつが言って、チョロっと上乗せしとけみたいな

やり取りも見えたが、そのままの値段で買う。

 

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生きている蛇がいて、

首に巻いてもらった。

写真撮った。よくあるふれあい型の

アトラクションだが、油断ならない。

 

地元民のタトゥーバリバリの人が撮っていた。

 

 

 

ここの近くの住民で、手がない人がいて、

いろいろ案内してくれた。

この人は悪くはないと思う。

 

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足でタバコを吸い、

足で字を書くのを見せてくれた。

字も綺麗で驚いた。

 

もう帰ろうとすると、

噛みタバコのキンマを勧めてくる。

昨日もうやったというも、

試してみろとうるさい。

 

やたら頭がクラクラして気持ちいいだの、

これで後ろに乗ったら、お陀仏だ、

など言ってくるので、

 

そんなにかと、

ドラック入ってるのかと聞くも

そんなことはないらしい。

噛んでみたが、そんなに大したことはない。

後からも気持ちよくなったりはしなかったので、

なんであんなにわめいていてのか謎だった。

 

もう帰るぞと、

バイクの後ろに乗って、また雨の中

帰る、最初の体感より短いが、

それにしても遠い。

 

40分かそこらで到着。

 

じゃあそれみたとばかりに、

ちょっと来いと、

ガイドのやつに言われ、

マネーの要求。

 

バイクが30分で4500K(450円)で

出発して3時間半分。

(本当は3時間)

 

1台分で31500K(3150円)

ならまだ許容範囲だが、

 

2台分合わせて、63000K(6300円)

 

はい、きた!ぼったくり

1台分しか払わないというも、

知らないとしらを切り出す始末。

ごねるも、ダメの一点張り、オーナーとかいうやつに払えと

行ってきたあげく、運転手合わせて4人で取り囲まれて

力ずくで払わせる感じになってきた。

 

こういうのがあるとマジで腹たってくる。

最初に1台分しか払わないと言ったのに。くそだ。

 

しかも3時間半というものちょろまかしていて、

3時間と主張したら、そこだけ折れて値引き、

値引きというのもおかしいが。

 

しかし断固として

3時間2人分の54000K払えとほざく。

日本円で5400円。明らかに現地の相場からだと高い。

1台分だったらまだ払おうと思う。

それなら、最初の交渉通りだから、まだ許せる。

2台分は意味がわからない。

ガソリン代もせいぜい1台50キロくらいしか走ってないから、

300から400円もしないはず。

 

3時間でガイドとバイク代合わせて6000円なら日本では安い。

ただ、ミャンマーだとかなりぼっている。

1台分だったらいいが、2台分とろうとしている根性がムカつく。

6000円だと、ダラなら一ヶ月分くらいの月収だろう。

 

腹たつが払わないとボコボコにされかねない感じだった。

しかも川を渡ってきてしまった手前、日も暗くなってきたからやばい。

財布ごとやられるよりマシだと思って、

怒ったふりをして、払ってやった。

多分、平気な顔をしたら、さらに追加料金を言ってくるだろう。

 

さらに追い打ちで 

ガイド料500円を追加で帰り際請求してきやがった。

お釣りがないとかほざいて、

アメリカドル払えとか、微妙にちょろまかしてきやがった。

結果6000円近く払った。

 

金額はいいが、

ちょっと信頼して、仲良くなったと思った自分が

すごく馬鹿だと思う瞬間。

観光客と地元民が友達なんて無理なんだろうと

思う瞬間で、当たり前なんだけど

世の中、金のつながりしかないと思う瞬間。

 

帰りのフェリーは、

思い出しでさらにムカついてきた。

 

船着場ついて、誘ってきた女に文句一言いって

帰ろうと思ったら、

 

あの男のガイドと誘ってきた女が

集団で話をしていた。

「あの日本人カモッてやったぜ」っていう感じに。

 

発見して、相手も驚いたようだった。

集団でいたから、下手に挑発して、

フクロ叩きにされたり、追跡されたり、殺されかねないと

思って、顔で怒っただけにして帰る。

情けないが外国では守ってくれる人はいない。

警察も奴らの味方になるだけ。

 

そしたら、男のガイドも

「おい、なんだよと」

捨て台詞を吐いて、「上等だ」って感じで向かってきてた。

ホームだからといって、ノリノリかよ。くそが。

こういう時、外国人弱いな。

地元警察とか信頼できないし、

相手の言い分とかに言いくるめられるだろうし。

 

日本人ばかだなーって典型的に思われるケースだった。

ちょっとでも信頼した自分を殺したかった。

 

確かに観光客が現地で使えないような額の金を

使って偉そうにしていたら、

その金とろうって考えるのは普通かもしれない。

 

後から外務省の安全情報のページを見たら、

ダラ地区でぼったくりに注意。

同じくバイタクやサイクルタクシーの金額でもめている

らしいようだ。まさにこのことだった。

読んだつもりだったが、旅行に行く時は、

このページはチェックしておかないとと誓う。

 

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少額だったし、センチメンタルな気分ということで終えられる。

けども、、なんだか物価の差とかって、こういう問題になるよな〜って、

なんかどうにもならない、いやーな気持ちになった。

 

やけ酒で100円ほどのミャンマービールをがぶ飲みしてやった。