放浪日記

旅や安酒の情報

とっくに廃止だった【沢木耕太郎「深夜特急」のマレー鉄道】

深夜鉄道は旅のバイブルだった。

実際触発されてバックパッカーになった人は数知れず、

自分のその一人で、ひとり旅にはまっていった。

 

深夜特急は香港に飛行機で飛び、

さらに今度は飛行機でバンコクに行って、

マレー鉄道でシンガポールに行くというルートだったような。

 

テレビドラマ版とごっちゃになってるかもしれない。

 

自分もマレー鉄道て面白そうだと思ってたけど、

そんなに過酷じゃないし、快適そう。

そんなに刺激もないし、また今度にしよう。

そう思って10年くらい経ってしまった。

 

マレー鉄道はまた別に時に行けば

いつでもいけると思ってたけど、

2018年現在、タイの国境バタンブザールまで

1泊の行程しかなく、マレーシアからは寝台がないらしい。

確かに、夜行寝台は時代おくれと言ったらそれまでだけど、

寂しい。実際自分は、現地に行って気づいた(アホだ)

 

 

まず、始発のバンコクのフアランポーン駅でチケットを

予約しようとした。

そうしないと、当日では多分買えない。

1日後はなくて、2日後以降は実際に余っていた。(危ない)

 

駅の予約カウンターでシンガポールまで行きたいと

言うも、タイ国境のバタンブザールまでしかないらしい。

990Bで15時頃に発車して、翌日の朝頃着く一泊のチケットだ。

 

そこからまた寝台に乗り換えるためにチケットを買うんだろうと思っていた。

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発車の1時間くらい前にホームに。

これかー?これなのか?以外と普通だ。

普通の座席がほとんどで、

最後の2両くらいが寝台らしく、一番遠いホームまで歩く。

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ついた。最初は寝台じゃないみたい。

夜に寝台に変わる。

日本人とか欧米人がほんの少しと現地の人が大半。

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タバコも吸えないし、なんと酒も禁止。

乗り込む前にコンビニで酒を買おうとしたが、

昼間でちょうど買えない時間だったから、

車内で買おうと思っていた。

 

なんと、そんな酒を販売しているもの売りとかいないし、

売店もなかった。

 

酒もタバコもないとはきつい。

醍醐味がない。

中国の列車はそう思うとだいぶ自由だった気がした。

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鉄道ポリスなる人もいたし、

旅としては管理されていて日本みたいだなと思った。

途中で、物売りとかこなかったし、

弁当とかはあったけど買わなかった。

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列車の食事のサービスを頼む。

夜と朝を同時に頼む。

夜飯150Bと朝飯150B、

かなり割高だ。しかも中身も少ない。

 

現地の人みたいに途中の弁当を買っておくべきだった。

 

夜飯が6時頃に配られ、

だいたい8時くらいに駅員がベットメイクをしてくれる。

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その後は消灯でマジでやることはない。

寝心地はよい。

トイレも、洗面台も完備だ。

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やることがないから寝ると朝9時とかに

バタンブザールに。

 

ここで、出国手続きをする。

荷物検査もなく、めちゃくちゃあっさり入国。

 

さあ、クアラルンプールへ行こうと

思って切符を買おうとする。

なんと、売り切れている。

マジか、

 

聞くとバタワースというところまで3時間くらいで行く

それだけはあるみたい。

タワーズジョージタウンの街で深夜特急にも登場した街だ。

 

とりあえずそこまで行くしかない。

チケットを買おうとしたが、

そもそもマレーシア通貨がない、

両替所もないし、

聞くとイミグレでやってくれるらしいが、

行ったらもうしまったとか。

 

ダメ元で窓口でバーツ払いを聞くといいみたい。

助かった。100Bくらい。

 

バタワースには普通の寝台じゃないやつで行った。

山手線みたいな最新型っぽい感じ。

 

バタワースに着いた、

ここでペナン島に泊まるのもありだ、

今は夕方。

でも、昼間に海とか行きたいと考えると

夜では間に合わないしと思って、断念。

2週間でミャンマーからシンガポールは忙しくて、余裕がないことに気づく。

 

ここでも手持ちの金がないことに気づく。

近くの両替所もないみたいで、バイタクで10分とか言っていた。

 

とりあえず、バスステーションに行くと、

ちょっとレートが高いが、バス代プラスアルファで変えてくれた。

クアラルンプールまで50R(1500円)くらい。

今15時くらいで、5・6時間で着くとか言っていた。

 

ここでは、いろいろな方面のバスが出ているみたい。

外国人はバスに1組だけ欧米人カップルがいた。

 

やっとクアラルンプールかと思いきや、

このバスの運転手、多分運転下手。

休憩所で縁石に乗り上げたり、

運転しながら飯食ってたり、

休憩やたら長かったり、

その結果、24時近くにバスステーションに着く。

3時間くらい遅いよ。

 

途中、休憩所に寄ったりしたけど、飯休憩はなかった。

 

バスステーションに着く。

だた、TBSバスステーションというところで、

泊まりたいチャイナタウンからまだ遠かった。

 

手持ちは5Rくらいしかないし、両替所も遠そう。

まじか、と思ってたら、

 

行きたかったブドゥ・セントラルというバスステーションの

表示が、まじかと思って

バスの運転手に聞くとそうだという。

 

3R(90円)で行ける、こんな幸運はこの旅でなかなかない。

普通、この行程で旅して、どのタイミングで両替するのか?

まじで疑問だった。

 

バスではすごい現地のダンスミュージックがかかっている。

陽気な国だ。

もうどうにでもなれ、

バスから中国語の看板が、

ここだ、欧米人もいる。

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ついた、まず両替をして、宿を決めないと、もう深夜24時くらい。

どこでもいい。

携帯がもうずっと充電できなくて、写真も取れない、

ファミマのイートインがあり、ここで充電できた、地図を検索!

 

両替所がない。

ATMがあった、下が水浸し、嫌な予感。

のみこまれないか心配だったが、成功。

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近くのバックパッカーズホステルというところに入った。

疲れたー。